ワンちゃんについて

2023.12.11

動物の視力 愛心訪問ペット葬祭

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ドックランなどで犬が思い切り走っている姿を眺めていると、本当に楽しそうに見えますね。中には飼い主が投げたボールを見事にキャッチ。そんな光景を見て、「視力がいいんだろうな」と思ってしまいます。しかし、実は犬や猫の視力はそんなに良くないことをご存知でしょうか?

かなり視力が低い犬

実は犬や猫の視力は、決して高い数字ではないことが知られています。人間の視力に置き換えると、何と犬の視力は0.1~0.3程度。猫になると0.1~0.2程度だと言うのです。彼らの動きからすると、すごく近眼なわけですね。

彼らからすると外の世界は何となくぼんやりしたような感じに見えているとのこと。人間と比べて犬や猫は、焦点を合わせる能力が高くないのです。いわゆるピントを合わせるのが苦手だということでしょう。

そのため私たちのように、物や人をハッキリ見ることができないように思えますが、人間とは異なる能力があるのです。それは視力をカバーする能力と言ってもいいかもしれません。彼らは視野が広く、動く物体を瞬時に認識できる動体視力を持っています。

そのためさきほど言った飼い主が投げたボールでも、しっかりとキャッチすることができるわけです。彼らからすると、恐らくボールがスローモーションのように見えるのでしょうか。そのため人間よりも視力が悪くても、何とか行動することができるわけですね。

これは犬・猫ならではの網膜があるからと言われています。暗いところでも小さな灯りがあるだけで、その光を反射して物体を認識できるのです。また彼らの網膜は明暗を認知する細胞が発達している点も特徴。

私たちが暗くて歩きづらい場所でも、素早く動けるのは、この仕組みがあるから。やはり生きていくうえで必要な能力なのかもしれません。

但し、犬や猫は、色を認識する力がないと考えられています。彼らが見る世界は、青・緑の2色だけ。こんな見え方で散歩していると、信号も分からないのではないかと思ったり。彼らが見ている世界がどんなふうに見えているのか気になるところです。

 

ダチョウの視力が凄まじい

犬・猫と比べると、人がいかに高い視力を持っているかが分かりますね。しかし、鳥類はさらに高い視力を持っていると言われています。特に猛禽類(タカ・ワシ・トンビなど)は、人間の視力の5倍~6倍もあるらしいですね。

1km以上離れた上空から小さな動物を見つけることができるので、まさに生きるために必要な能力です。これがダチョウになってくると、視力は20というから驚き。ダチョウの眼は脳よりも大きいと言われているので、老眼のように近くが見えづらかったりすると、笑ってしまいますね。